2023年11月11日 熊本県小国町バイクと軽乗用車の衝突事故
タンデムグリップ「MOTTE」開発者のSです。
今回は「私が許せない本当の理由」についてのお話です。補償交渉は完了していませんが、
最終回と言うことで加害者がどうなったかもお伝えします。
私は免許を取得して42年間の間に今回を含めて2度交通事故に遭遇しています。
前回は遡ること40年前に車対車の物損事故を経験しました。
驚くべきことに、今回と同じ様なわき見運転による事故でした。
私が右折のために交差点に侵入しようとしたところ、前方に右折の合図を出しながら最徐行している
乗用車が見えました。交差点の中央で停車して相手ドライバーは右折先の建物あたりを何か探すよう
に見ていました。
対向車線の車が他に無かったので私がスルスルと右折を開始したところ、その車は合図を出したまま
突然スピードを上げて直進してきました。タイミングが悪く私の車の左後方フェンダーと相手側車両
の左前方フェンダーが軽く接触してしましいました。
直ぐに路肩に停車して相手ドライバーに詰め寄りました。(助手席の親父もしっかり見ていました)
「なんで突然直進してくるのですか?」「ウインカー出して右側見てましたよね?」
すると相手は「よそ見してました。本当に申し訳ありませんでした」
そして「自分は準公務員で職場に知られたくないので内密にしてください」「車の修理代はすべて自分が
お支払いします」と懇願されました。片渕という名前の50歳くらいの気弱そうな男でした。
私はこの社会人の中年男を信用しました。
一応警察を呼んで事情を説明し、車を応急処置して翌日に500キロ離れた大学に戻りました。
戻って数日経って保険会社から連絡が来ました。
「相手方の車の修理費を支払え」という内容で、7:3くらいの過失割合だったと記憶しています。
事故直後の相手ドライバーとの話を説明すると驚きの返答が返ってきました。
「自分は右折の合図も出していないし脇見もしていない」と説明しているとの内容でした。
私がまだ学生だったこと、証拠がないこと、遠方に居住していることを良いことに完全にしてやられました。
今回、相手側との交渉過程であの時のあのドライバーの記憶が蘇ってきました。
前回と似た今回の悪質ドライバーの「適当に対処しても何とかなる」という無責任な態度を絶対に
許してはならないと考えた本当の理由です。
最後に今回の加害者ドライバーの刑事処分の報告です。
経緯については不明なのですが、現場警察官や検察官の真実を追求し、ごまかしを許さない優れた調査能力と
判断により起訴、刑事罰が確定しました。
2024年5月9日 略式起訴
2024年6月4日 罰金刑確定
*前科がついてしまうため就業できる職業、海外渡航などに一生制限がかかります。
最後にもう一度言います。
事故は加害者も被害者も関係者も誰もが不幸になります。
車を運転することを軽く考えないでください。一生を台無しにします。
運転するのが疲れるほど緊張してください。
事故を起こしてからではもう遅いのです。
そして
事故を起こしてしまったら自分の過失を少なくする努力をする前に誠心誠意被害者に寄り添ってください。
世の中には悪質な人間がいるのが事実ではありますが、ほとんどの人には誠意は必ず伝わります。
最近の事故報道をみていると事故加害者のよくある供述に疑問が湧きます。
「事故を起こしたことは認める」
他に何がある?
認めるが私にも事情があるとでも言いたいのか?
しっかりしろ日本人!
長々と事故後日談(愚痴)にお付き合いしていただき有難うございました。
そしてあの時助けていただいた方々に深く感謝申し上げます。
END
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