2023年11月11日 熊本県小国町バイクと軽乗用車の衝突事故
タンデムグリップ「MOTTE」開発者のSです。
前回の「相手弁護士の姑息な手段」からの続きとなります。
なぜ私が事故現場の管轄警察署に電話をすることにしたのか?
供述調書作成の最後に「加害者の処罰に対する要望」を3択で選ぶ設問があります。
たしか「寛大な処分を求める」「法律に乗っ取った処分を求める」「厳罰を求める」だった
と記憶していますが、私は「法に乗っ取った処分を求める」を選択しました。
そして供述に間違いのない事を確認して自筆でサインして供述調書は終了です。
選択理由は供述した時点で加害者の誠意を信じてはいましたが、電話で一度しか話しておらず
まだ確信が持てなかったからです。
ところが、これまでの示談交渉を通して
・JA共済から提示される補償内容に不満を伝えていたが、加害者の介入がまったくない。
・.直接の問いかけに何ら回答もなく、素人の被害者に対し突然弁護士の介入を依頼した。
・本人の対面での謝罪が一切行われていない。
など、思いに反し加害者の誠意を全く感じられません。
全ての原因はJA共済の社内規定による被害者過失のごり押しから発生していることなので、
真実を知る本人が、たとえ保険会社から有利になるように事実の隠蔽や捏造を唆されようと
無責任な運転をして他人を傷つけた当事者として真摯に誠意を尽くすことは必要です。
この加害者は一切表に出ずJA共済任せで全ての責任を回避できると考えているようです。
保険が金銭的な賠償をする仕組みであり他人を傷つけた罪の責任を肩代わりしてくれるものでは
ないことも理解できない、ただの無責任な若者だったと判断せざるを得ないということです。
このようなドライバーには不法行為に対して重く責任を感じて反省してもらう必要があります。
供述調書は双方の当事者が改めて現場警察署に出頭して作成するため時間を要します。
間に合えば前述の理由で加害者への処罰の要望を変更しておきたいと考えました。
担当警察官は「調書は未送検で要望の訂正の可否を上長に確認する」との回答でした。
この時、警察官は意外なことを尋ねてきました。
警察官:「加害車両の前にトラックが走行していたのですが覚えてますか?」
私:「センターラインに寄っている加害車両とドライバーしか見てなかったので覚えてないです。
そんなトラック居ましたっけ?」
警察官:「画像が残っているので、居たのは間違いないのですが…」
加害者の供述聴取が済んでいたようで供述内容は当然教えてはもらえなかったものの、供述に不信感
を抱いている印象を声のトーンから受けました。
私の推察では「前方のトラックで見えなかった」などとドライブレコーダーの画像を持ち出してきて
供述を変えて前方無注意の「わき見運転」を胡麻化そうとでもしているのでしょう。
加害者も助手席同乗者も衝突寸前まで対向車線を一瞬も見ていません。(私は見ていました)
担当警察官は事故直後の加害者ドライバーの供述を直接聞いているので、調書作成時の供述に違和感を
感じていたのかもしれません。もし嘘の供述をしていたとしたら許されない事です。
警察官からの回答は丸一日はかかるだろうと聞いてましたが1時間程で連絡がありました。
上長の要望訂正の許可がすぐに下りたそうで「訂正してすぐ書類送っておきます(書類送致)」との回答でした。
早い対応に「厳罰を要望する」と訂正した私の考えは間違っていなかったと確信しました。
今回も長くなってしまいました。次回は「残念な弁護士」についてお話しします。
*内容が長くなりましたので少し次回に持ち越しました。
諦めの境地まであと1週間
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