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vol.6 小国町くじゅうわいた展望公園入口付近のバイク事故で道路に寝ていたのは私です

2023年11月11日 熊本県小国町バイクと軽乗用車の衝突事故

タンデムグリップ「MOTTE」開発者のSです。

 

 今回は「病院まであと30分」からの続きとなります。

 

前回のブログ(vol.5)で「事故のきっかけはアナタではないのか…?」となぜ疑念をもったのか‥

まずはそこからお話しします。

 

私が最初に相手ドライバーを視認した時、右後方を見ていたので顔は全く見えませんでした。

いつかはこちらに気づいてくれるだろうとずっとドライバーの左後頭部を見続けていました。

先述したように「怖いな~」「怖いな~」と思いながら祈る思いで走っていました。

 

結果的には一瞬も顔を見ることもなく、助手席の女性と二人の後頭部しか見えない状態で飛び出てきた

わけですが、ここで疑問が湧いてきます。

 

「自動車運転免許を取得したドライバーがいくら若かろうと頭が悪かろうと、もしかしたら命を失い

かねない前を見ずに反対車線にび出すという危険な行為を平然とできるものなのか?」

「危険を予感して本能的に躊躇するものではないのか?」

もしバイクではなく大型トラックだったら同乗者二人ともあの世行きになってたかもしれません。

 

では考えられる理由は何かというと‥

 

通り過ぎた場所に一刻も早く戻るように誰かに急かされたと考えると合点がいきます。

もちろん普通の感覚では急かされたとしても前を見ずに急ハンドルを切ってしまうことなどあり得ませんが、

ドライバーがお調子者でカッコつけたかった、安全確認も忘れるほど浮かれたていた、ウインカーで合図する

という基本的な運転技量を持ち合わせていなかったというのが答えではないかと考えます。

 (※あくまでも被害者の推察です)

 

普通はウインカーレバーを操作する時は右手の位置確認のために少なくとも一瞬は前を向きますよね?

動く前に一度でも前を見る機会があったらと思うと残念です。(涙)

 

いみじくも先述したように私の安否を最初に確認しにきたのは助手席の女性でした。

横たわったまま、うつろながら私は不安げな女性の眼差しに罪悪感を感じ取りました。

 

さて本題ですが、約15分ほどして救急車が到着しました。

 

救急隊員は私の意識レベルや痛む場所を確認してストレッチャーで車内に運びこみました。

車内では身体の状態確認、住所や連絡先の確認、救急隊員による電話連絡が行われます。

「現状でははっきり分かりませんが、万が一の場合は‥」などと怖い会話が耳に入ってきます。

 

目立つ外傷がなかったので特に応急処置は行われなかったと記憶していますが、妻の携帯番号が

出てこなくて(昔みたいにちゃんと憶えましょう)携帯電話を操作して番号を伝えねばならなかった

ことが少し無念です。

 

意識が無い状態ならどうなるのかな?携帯電話を勝手に見たら個人情報がどうのこうの問題になるのかな?

などと思いながらも救急車はゆっくりしたスピードで受け入れ先の小国公立病院へと進んでいきました。

  

単独でツーリングやドライブする場合も含め非常時への備えは常に必要だと実感しました。(教訓.1)

 

病院に到着すると数人のスタッフに抱えられて診察台に寝かされるとまず最初にされることは、

コロナ抗体検査」です。もしかしたら「陽性」となれば屋外に放り出されるのかなぁ‥と鼻に綿棒を

突っ込まれてゴリゴリやられながら思ってたのですが、暫くして「陰性」の判定結果出てCT検査となり

ました。「CT検査」の結果は「腰椎横突起骨折2か所」と「膝の創傷1か所」でした。

救急担当医師の診察と膝の手当てが終了してやっと一息つきました。

 

そして、ここから治療のため2泊3日の入院となります。

 

今回も長くなってしまいました。次回は退院と現場検証、保険会社登場です。

   

退院まであと43時間